「重曹を使って足のニオイを消したい。」
「せっかくなら足のニオイに効果的な重曹の使い方を知りたい。」
「重曹は肌に使っても安全なの?」
「クエン酸やミョウバンも足のニオイに良いと効くけど、何が違うの?」
と思っている人へ。
本記事はそんなお悩みを解決します。
この記事でわかること
足の臭いに効く重曹の使い方6選
重曹の消臭効果UP!エッセンシャルオイルの活用
肌に使える/使えない重曹
重曹・クエン酸・ミョウバンは一緒に使えるのか?
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美容業界歴10年以上、
大手化粧品会社で美容部員〜マーケティングと幅広い経験あり、
アロマテラピー検定1級(日本アロマ環境協会認定)保持者
そんな私が、重曹×エッセンシャルオイルで足のニオイを効果的に消す方法をお伝えします。
【簡単】足の臭いに効く!重曹の使い方6選
本記事をご覧の方で
今まで足のニオイ対策として
重曹を試したことがある人は
そのほとんどが「重曹足湯」で、ではないでしょうか。
今から重曹を使ってみようかな、
と思っているあなたも
「重曹足湯」から試そうとしているのではないでしょうか。
足のニオイが気になっているのであれば
重曹は活用した方が良いです。安くて使えるので。
マストハブです。
とはいえ
「足のニオイに重曹足湯が効かなかったらどうしよう」
「重曹足湯したけど、いまいち足のニオイに効いているか分からなかったから、もう重曹使ってないわ〜」
という人も少なからずいると思います。
そんなあなたにお伝えしたい2つのこと。
①「重曹1つあれば出来る足のニオイ対策がいろいろあります」
=足湯以外にも、重曹を使った足のニオイ対策はあります
②「重曹にエッセンシャルオイルを加えるだけで、消臭効果がグンとUPします」
①について。
ご存知の方も多いと思いますが
”足のニオイは、皮膚と靴下と靴のニオイが三位一体になったものです。ーデオドラント革命ー五味常明”
ですので、
「足だけちゃんと洗う」
「靴下だけ新しいのを履く」
「靴だけ新しいのを履く」
よりも
全て一緒にケアした方が足のニオイを改善するのには効率的です。
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そんな「全て一緒にケア」する時に重宝するのが重曹なのです。
重曹1袋あれば
足のニオイケア—肌・靴下・靴—が全て出来ます。
②について。
私自身、
毎日の足のニオイ対策として
その他、靴やタオルや家具の消臭アイテムとして重曹を使っていて
その使い勝手の良さと効果から
重曹はなくてはならないものとなっています。
しかし、
重曹って無臭の粉なので
重曹の(中和)消臭作用に限界を感じる時があるんです。
ある日の私の強力な足のニオイは
重曹だけではイマイチ効果がありませんでした。
不満を感じたわけです。
そこで
重曹の(中和)消臭作用に
エッセンシャルオイルの抗菌・消臭作用を加えて消臭力をUPさせました。
この
重曹+エッセンシャルオイルは
そこらへんの消臭剤を買い換えるより安上がりで
かつ
そこらへんの芳香剤より自然の良き香りがして
そして
自分の好きな香りで作れるところも満足度が高いため
是非試していただきたいです。
本記事中のデオドラントレシピにある「水」は、浄水器を通した水道水(浄水)を使っていますが、水道水でも大丈夫です。
手作りデオドラントの使用期限は1〜2週間以内が目安です。
水道水に含まれているミネラルや塩素消毒剤が気になる場合は「精製水(純粋)」を使うと良いと思います。
精製水の場合は殺菌剤が含まれていない分、使用(保管)期限は1週間ほどで使い切った方が良いです。
本記事ではエッセンシャルオイルを水と混ぜやすくするために無水エタノールを使うレシピも紹介しています。
「エタノール」は薬局やネットで買えます。
4種類ありますが、違いはアルコール濃度です。
・無水エタノール:99.5vol%以上
・エタノール:95~96vol%
・消毒用エタノール&消毒用エタノールIP:80vol%前後
※vol%=容量パーセント濃度
■消毒用エタノールは名前のとおり消毒・殺菌用なので、消毒効果があり、そのまま肌に使えるようあらかじめ希釈されています。
br> しかし、エッセンシャルオイルが混ざりにくい性質があります。
■エッセンシャルオイルを使用する場合は、「無水エタノール」か「エタノール 」の方が相性が良いです。
br> アルコール度数が高く、水にも油にも溶ける性質を持つエタノールを加えて混ぜることで、オイルと水がよく混ざるようになります。
br> 「無水エタノール」や「エタノール 」は濃度が高く、手に出してもすぐ蒸発してしまうためほとんど消毒効果がありません。
原液のまなでは刺激が強いので、直接手につけることはできませんが、精製水で60〜80%に希釈することで消毒液として使えます。
重曹デオドラントパウダー
お風呂場にて適量を手に取り、
濡らした足の裏・指の間を中心に優しくすり込むように塗布します。
その後、重曹を洗い流してから
石鹸の泡でいつも通り丁寧に足を洗います。
精油はこちらで紹介しているものを参考にしてください。
重曹には角質除去や軟化効果があるため
使用頻度は2〜3日に1回を目安に。
(肌の様子をみながら)
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このパウダーを作り置きしておくと、他の重曹の使い方にも使えるので便利です。
重曹デオドラントペースト
お風呂場にて適量を手に取り、
足の裏・指の間を中心に優しくすり込むように塗布します。
(乾いた肌でも、濡れている肌でもOK)
その後ペーストを洗い流してから
石鹸の泡でいつも通り丁寧に足を洗います。
精油はこちらで紹介しているものを参考にしてください。
使用頻度は2〜3日に1回を目安に。
(肌の様子をみながら)
オイルを使うことのメリットは
・ペースト状にすることで肌への密着度が高まること
・オイルが肌を柔らかくしてくれること
・直接重曹を擦り込むより肌へのダメージが少ないこと
などがあります。
ココナッツオイルは肌への浸透が早いうえに、抗菌作用があるのでおすすめです。
ココナッツオイルの匂いが苦手な人もいると思うので、
その他、食べて良し&塗って良しで定評のある食用オイルはこれらです。
・アルガンオイル
・セサミオイル
・アーモンドオイル
・オリーブオイル
重曹足湯
軽く足の汚れや汗を落としてから10分〜15分程、足を浸します。
※肌がふやけない程度に足を浸した方が良いです。
肌がシワシワになる程潤い成分が流れ出てしまいます。
精油はこちらで紹介しているものを参考にしてください。
頻度は週2回までを目安に。
実際のところ重曹足湯は肌に対してどうなの?
と思ったので
お湯の量を変えて重曹足湯のpH(水溶液の酸性/アルカリ性の程度をあらわす単位)を調べてみました。
3ℓと4ℓではpHに大きな変化はみられませんでした。
pH10程度は市販石鹸と同じですので、
長時間の足湯や、
足湯の最中に肌へ強い刺激を与えない限り安全だといえます。
重曹が足のニオイ含め、フットケアとして使いやすい理由として以下が挙げられます。
■弱アルカリ性による中和消臭
■溜まった角質を柔らかくして剥がれやすくしてくれるので、優しい角質ケアができる
■皮脂汚れを溶かす
■さらに足湯にすることでお湯によって汚れがふやけ、落ちやすくなる
一方で、
重曹は皮脂を溶かすので
もちろん肌の潤い膜(皮脂膜)も溶かします。
お湯に肌を浸すことで、肌の潤い成分も流れ出ます。
特に足の裏は皮脂腺がなく
ただでさえ乾燥しがちなため
重曹パウダーやペースト、重曹足湯の頻度は
2〜3日に1回程度をおすすめします。
「でも毎日足がくさいから毎日重曹でニオイを消したいんだ!」
というあなたへ、
毎日使える重曹デオドラントスプレーを紹介します。
重曹デオドラントスプレー
デオドラントスプレーはよく振ってから使います。
コットンやキッチンペーパーにヒタヒタになるくらい含ませてから足を拭きます。
その後、石鹸の泡でいつも通り丁寧に足を洗います。
精油はこちらで紹介しているものを参考にしてください。
使用頻度は毎日でも可。(肌の様子をみながら)
足湯をお休みする日や、
「足湯面倒くさいな・・・」
「疲れていて足湯する気力も体力もない・・・」といった
足湯は面倒くさいけど足のニオイを少しでも消したい時に使えるデオドラントスプレーです。
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5分10分、スマホでSNS見る時間があるならソファーに座りながらできます。
重曹デオドラントスプレーは
ボディ用としてだけでなく
靴の消臭スプレーとして
油臭いニオイの衣類の消臭スプレーとしても使えます。
重曹シューキーパー
全て一緒にケアするべき足のニオイケア—肌・靴下・靴—のうち
靴&靴箱の消臭剤・湿気取りとして重曹を使います。
「重曹デオドラントパウダー」を
市販のお茶パックや出汁パック、
使わなくなったストッキングや靴下、薄手のハンカチなどに包んで靴の中に入れるだけです。
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重曹をそのまま靴の中に振りかける方法もありますが、
私は粉を払うのが面倒臭いので
シューキーパーをいくつか作って靴の中と靴箱に置いています。
重曹つけ置き洗い
全て一緒にケアするべき足のニオイケア—肌・靴下・靴—のうち
靴下のニオイ取りとして重曹を使います。
重曹の消臭効果UP!エッセンシャルオイルの活用
エッセンシャルオイルぅ?
と思った人へ簡単にお伝えします。
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エッセンシャルオイルは
植物の花や葉っぱ、果皮、根っこなどから抽出した香りの源です。
無印良品さんのお店に行くと良い香りがしますよね?
あれはエッセンシャルオイルの香りです。
加湿器売り場にある小さい小瓶に入って売られているやつです。
エッセンシャルオイルは、「アロマオイル」や「精油」とも呼ばれています。
エッセンシャルオイルには
人体に有効な植物成分が凝縮されているので
マッサージオイルと混ぜたり
化粧品に入っていたりするんですが、
不快なニオイを消臭することにも使えるんです。
不快なニオイに対して
エッセンシャルオイルの以下の働きが複合的に作用するとされています。
・物理化学的な吸収による消臭
悪臭物質を吸収して取り去る
・化学反応による消臭
悪臭物質と精油成分が化学反応を起こして臭気をなくす
・不快臭の予防
エッセンシャルオイルの抗菌性により、細菌の繁殖を抑制することで臭気生成を未然に防ぐ
・感覚的な中和(相殺)
2つの臭気物質が混ざることで両方のニオイが弱くなる、臭気の打ち消し現象
・マスキング
不快臭を快適な香りで覆い、臭気を目立たなくする
ここでは、
足のニオイの消臭に適したものと
一般的に抗菌・消臭効果があるエッセンシャルオイルを紹介します。
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![](https://byebye-smell.com/wp-content/uploads/post_footodor-bakingsoda-9.png)
![](https://byebye-smell.com/wp-content/uploads/post_footodor-bakingsoda-10.png)
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ペパーミント、ユーカリ、ティーツリー、ラベンダーは
洗濯や掃除、手作りのデオドラント・化粧品・虫除けスプレーなど
何にでも使えるので、この4つは常備しておくといざという時使えますよ。
本記事で紹介している内容は、精油の効果効能を保証するものではありません。
本記事に記載している内容の実践などによって生じた事故やトラブルに関しては、一切責任を負いかねますので、あくまでも自己責任のもとで行ってください。
■原液は刺激が強い為、直接肌へ塗布することはおやめ下さい。
■鼻、耳、目のまわりに直接オイルを塗布することはおやめ下さい。
■妊婦さんはエッセンシャルオイルの使用はお控えください。出産直後・授乳期間中も使用量、使用できるオイルを確認してください。
■敏感肌の方は低濃度からのエッセンシャルオイルの使用をおすすめします。
■エッセンシャルオイルの中には、肌についたまま日光にあたるとシミや炎症などの皮膚トラブルを起こすものがあります。肌への使用後12時間程度は直射日光にあたるのを避けてください。
エッセンシャルオイルのブレンド例
香りの好き好みには個人差がありますが
私がよく使うエッセンシャルオイルのブレンド例を紹介します。
男女関係なく使いやすい香りです。
重曹デオドラントパウダー100gや
重曹デオドラントスプレー100mLに使うエッセンシャルオイル20滴を
以下の比率でブレンドするとがバランスが良いです。
2種類のブレンド
■ペパーミント7滴:ラベンダー13滴
清涼感の中にちょっと優しくフローラルが香ります。
■ヒノキ7滴:オレンジ13滴
森林浴を感じさせるような爽やかウッディな香りに甘酸っぱいオレンジが香ります。
■レモン9滴:ベルガモット11滴
柑橘系ならではのフレッシュさが香ります。
3種類のブレンド
■レモン11滴:ユーカリ2滴:ローズマリー7滴
クリアで爽快感ある香りにフルーティーなレモンが香ります。
■ティーツリー5滴:ラベンダー10滴:ペパーミント5滴
シャキッとした爽快感の中にふんわり甘いラベンダーが香ります。
■ティーツリー8滴:ユーカリ5滴:ペパーミント8滴
スーッと吹き抜けるような清涼感がメインの香りです。
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自分で香りをブレンドしてみたい方は、以下の「ブレンドのコツ」と「希釈表」を参考になさってください。
エッセンシャルオイルをブレンドする時に役立つ「ブレンドファクター」とは?
エッセンシャルオイルには
香りや皮膚刺激作用が強い(ブレンドファクターの数値が低い)ものと
弱いもの(ブレンドファクターの数値が高い)があります。
目的に合わせて数種類のオイルをブレンドする際に、
それぞれの精油をどの位の比率でブレンドしたら良いか、の目安となる数値が「ブレンドファクター」です。
「2〜3種類のエッセンシャルオイルをブレンドしてみたい」
そんな場合はこちらの精油ブレンド自動計算ツールと精油辞典を参考にされると良いと思います。
エッセンシャルオイルを使用する時は
原液のままでは刺激が強い為
必ずキャリアオイルやアルコール、その他の基材に希釈して使います。
希釈する際の濃度は
全身マッサージオイルや顔に使用する手作り化粧品などでは
1%濃度、もしくはそれ以下が基本目安です。
※足湯(足浴)だと3滴程が目安です。
本記事のレシピは1%濃度を目安にしています。
作りたい基材の量 | 10mL | 50mL | 100mL |
濃度0.5%で作りたい場合のエッセンシャルオイルの量 | 1滴 | 5滴 | 10滴 |
濃度1.0%で作りたい場合のエッセンシャルオイルの量 | 2滴 | 10滴 | 20滴 |
重曹はどれも一緒?肌に使える重曹はコレ
重曹は3つの用途別に分かれています。
薬用、食用、工業用
純度が高い&粒が細かい順に、
薬用→食用→工業用となります。
薬用と食用は口に入れることができますが、
工業用は口に入れることはできません。
手作りデオドラントの他
料理や掃除など
1袋あればいろんなことに使える食用の重曹がおすすめです。
■重曹は、敏感肌や皮膚アレルギーの人にとっては肌刺激、乾燥、赤みなどに繋がる可能性があるため避けた方が良いと言われています。
肌に問題がないでも、少ない量から始めるなどして自分の肌状態を確認しながらやることをおすすめします。
■重曹の濃度が高すぎる、お湯の温度が高すぎると肌トラブルに繋がる可能性があるためご注意ください。
■心配な方、敏感肌の方は二の腕の内側で事前にパッチテストを行ってからお使いください。
■肌に刺激を感じた場合は、大量の水またはぬるま湯でよく洗い流し、使用は中止してください。
■重曹には皮脂を溶かす、角質軟化・解離作用があるため足湯やお風呂上がりには保湿ケアをすることをおすすめします。
重曹・クエン酸・ミョウバンは一緒に使ってもいいの?
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重曹と同じく足のニオイ対策として使われる「クエン酸」や「ミョウバン」。
一緒に使うと足のニオイに効く!
という声もあれば
一緒に使わない方がいい!
という声もありますが・・・
結論:目的による
重曹、クエン酸/ミョウバンは各々が得意とする働きをもっています。
✔︎重曹=アルカリ性
イソ吉草酸(チーズや納豆などの発酵臭)
酢酸(お酢のすっぱいニオイ)
メチルメルカプタン(腐った玉ねぎ)
酪酸(銀杏くささ)
などの「酸性」のニオイ物質を中和することで不快なニオイを抑えてくれる
しかし、殺菌作用はない
✔︎クエン酸・ミョウバン=酸性
「アルカリ性」である、おしっこくさいアンモニア臭を中和消臭してくれる
制菌・殺菌作用がある
ミョウバンには制汗作用もある
これらを混ぜると
アルカリと酸の中和反応(打ち消し)が起きるだけでそれぞれの効果が発揮されません。
重曹足湯の後に、ミョウバンスプレー
重曹足湯の後に、クエン酸足湯
というように
「アルカリ性」と「酸性」は混ぜずに別々に使う方が足のニオイには効果的だと言えます。
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しかし、重曹とクエン酸(ミョウバン)を混ぜてできる炭酸水は弱酸性なので
「アンモニア臭」の中和消臭に使えなくはないです。
魚の臭み(アルカリ性)をとる時に炭酸水が使われることもあるので
理論上は
同じアルカリ性の疲労臭(アンモニア臭)も中和消臭できるということになります。
ただ、
クエン酸(pH 2~3)やミョウバン(pH 3~4)は
炭酸水(pH4.5〜5.5)よりpHが低いことに加え
制菌・殺菌作用、(ミョウバンには)制汗作用もあるので
足のニオイの中和消臭と
ニオイ物質を発生させる細菌の活動を抑えることを目的にするのであれば
やはり
より酸性度が高いものを重曹とは別に使った方がよいと思います。
重曹とクエン酸を混ぜると炭酸水ができます。
炭酸水は弱酸性です。
重曹足湯など、重曹を使った足のニオイケアをした後や
お風呂上がり(石鹸洗浄後)は
肌のpHがアルカリ性に傾いています。
その後、3時間〜をかけて弱酸性へと自然にもどるのですが
炭酸水を使うことで肌のpHを弱酸性へ素早く整えることができます。
重曹とクエン酸を混ぜるとできる炭酸水を使った炭酸浴は
炭酸ガスによって血管が拡張されて血行が促進されるといわれています。
炭酸の経皮吸収には
”1000ppm(1Lの水に1Lの二酸化炭素が混ざっている状態)の濃度で15分~20分間浸漬しておく必要があります。ー美容化学者かずのすけ”
とのことですが
一方で
炭酸ガスの気泡の発生のない低濃度(60ppm以上)の炭酸泉でも温熱効果がある
という研究結果もあります。ー日温気物医誌. 47, No.3・4, 1984
この60ppm以上の炭酸水をどうやってつくるのかは科学者ではない私にはわかりませんが
この研究では
38度の温水(20ℓ)に
各5gの重曹とクエン酸を入れて最大値145ppm、
各2g で最大値59.8ppmの炭酸ガスの濃度が測定されました。
実際、私が炭酸足湯を試したところ、肌は赤くなりました。
冷え性の私の足でも血の巡りがよくなったと言えます。
まとめ
本記事では
足の臭いに効く重曹の使い方6選
・重曹デオドラントパウダー
・重曹デオドラントペースト
・重曹足湯
・重曹デオドラントスプレー
・重曹シューキーパー
・重曹つけ置き洗い
重曹の消臭効果UP!エッセンシャルオイルの活用
・納豆やチーズ系の足のニオイにおすすめのエッセンシャルオイル
・アンモニア系の足のニオイにおすすめのエッセンシャルオイル
・抗菌・消臭効果があると名高いおすすめのエッセンシャルオイル
・エッセンシャルオイルのおすすめブレンド例
肌に使える/使えない重曹
・口に入れても、肌につけても大丈夫な「食用」の重曹がおすすめ
重曹・クエン酸・ミョウバンは一緒に使えるのか?
・足のニオイケアが目的なら、各々がもつ働きを生かすために別々の使用がおすすめ
・炭酸浴にして、肌のpHを弱酸性へ早くもどす&血行促進が目的なら混ぜると良い
を紹介しました。
参考になりましたでしょうか。
「重曹足湯を試したけど、いまいち足のニオイに効いているか分からなかった」
「重曹だけだと、ちょっと消臭力が物足りないかも」
そんな時は
エッセンシャルオイルを加えるだけで消臭効果がUPするので
ぜひお試しください。
もし
あなたが気になっている足のニオイが疲労臭(アンモニア系のニオイ)、
洗ってもすぐ足がにおってしまう傾向にある、
そんな場合は
アンモニア臭に効いて
制菌・殺菌作用、制汗作用がある
ミョウバンやクエン酸などの酸性の特徴を生かしたフットケアもおすすめです。
参考文献
『デオドラント革命 新版・体臭多汗の正しい治し方 』(五味 常明・著/株式会社ハート出版・刊)
『ニールズヤード式アロマセラピー・セルフマッサージ: プロのテクニックがおうちで実践できる!』(栗山貴美子・著/河出書房新社・刊)
『アロマテラピーのための84の精油』(ワンダ・セラー・著/フレグランスジャーナル社・刊)
日本生理人類学会誌. 11, No.3, 93-96, 2006
木材学会誌. 61, No.3, 226-231, 2015
人間生活学研究. 6, 41 – 51, 2015
日本細菌学雑誌. 44, No.4, 669-672, 1989
生活衛生. 48, No.2, 92-96, 2004
繊維製品消費科学. 29, No.9, 1988
日温気物医誌. 47, No.3・4, 1984