これは試してみた?パンプス×ストッキングの足臭対策

フットケア

「仕事柄、毎日パンプス×ストッキングで足のニオイがやばたん。」

「パンプスを履いての立ち仕事。仕事終わりのロッカー室でニオイが気になって靴が脱げない(泣)。」

「ストキング×ハイヒールは可愛いけど、蒸れて足のニオイが気になるのよねぇ。」

『足の臭い、なんとか抑えられるよう対策が知りたい!』

足のニオイでお悩みの貴女へ。

本記事では、
仕事やファッション上外せない、パンプス×ストッキングの組み合わせによって発生する足のニオイを抑える方法が分かります。

ぜひ本記事をご一読ください!

この記事でわかること

パンプス×ストッキング女子のための、足のニオイを抑える方法

パンプス×ストッキングが臭う原因

本サイトでは専門書や国内外の論文などを参考にしつつ、
お役に立てるような情報をお伝えしています。
本記事の参考先はこちら

パンプス×ストッキング女子用、足臭対策

女性の足の菌について、こんなデータがあります。

1日パンプスを履いた夕方の足の菌量は朝の9.1倍だそうです。

スニーカーなら12.9倍、ブーツになると23倍

もし、
特に気にせず足をササッと洗っただけ
1日の汚れと何倍にも繁殖した菌をしっかり落とさないまま
次の日またパンプス×ストッキングで過ごしたとしたら・・・

もし、
間違った角質ケア
ガサガサ足裏や水虫になる確率を高めているとしたら・・・

日に日にニオイが強くなっていく様子が想像できます。

正しく、根気よく、足のニオイケア、していきましょう。

足臭対策【足編】

足洗浄〜うっかりしがちなポイント〜

特にシャワー派の人は立ちながら体を洗うので、
足元がしっかり洗えていない人も多いのでは?

意識して洗うところはココ!

✔︎足の指・指の間・足裏の指の付け根

✔︎爪垢がたまりがちな爪の際

洗う際に意識すべきことはコレ!

✔︎石けんはモコモコに泡立てて、やさしく洗う

→きめ細かい泡をつくることで、
肌のしわや爪の際などの細部まで洗浄成分をいきわたらせることができる

→モコモコの泡は、汚れを包んで浮かび上がらせる

→泡立てることで泡がクッションとなり、
肌をこすりすぎることなく効果的に汚れを落とすことができる

→モコモコの泡はすすぎがしやすく、洗浄成分の肌残りがしにくくなる

✔︎ソープのすすぎ残しはニオイのもとなのでしっかり洗い流す

✔︎10分ほど足をお湯につけてから洗うと、
ニオイのもとになる隙間にたまった汚れや爪垢、硬くなった角質が柔らかくなって剥がれやすくなる

→ゴシゴシ洗う必要もなく、肌を傷めることもない

✔︎爪垢をケアするためにはネイルブラシやフットブラシを使う

柔らかめの歯ブラシでも代用可

効果的に洗うなら足用の薬用固形石けん

足のニオイを徹底的にケアするなら
医薬部外品(薬用)と記載がある固形石けんがおすすめです。

▼石けん▼
ここでは、石けん=ソーダ石けん(固形)/ カリ石けん(液体)のこと、天然の油脂とアルカリ剤をまぜたもののことをいいます。

弱酸性と訴求されているものは除きます。
石けんには中性や弱酸性のものはありません。
中性/弱酸性のものは合成界面活性剤でつくられた合成洗剤です。

足用の薬用石けんによく配合されている主な有効成分はこちら。

主な有効成分

「イソプロピルメチルフェノール」
(殺菌成分)
「グリチルリチン酸ジカリウム」
(抗炎症、殺菌成分
「ミコナゾール硝酸塩」
(抗真菌/抗カビ成分=水虫対策にもなる)
「サリチル酸」
(殺菌成分角質増殖皮膚の軟化=硬くなった角質を柔らかくする作用がある)

有効成分に加えて、石けんの香りも無視できませんよ。

フローラルやフルーツなどの香りがするオシャレ石けんで体を洗うついでに足も
という人も少なくないと思います。

しかし、
この乙女チックな香りが足のニオイと混ざるとあまり良い気はしないでしょう。

足用石けんには、
ニオイ物質を吸着してニオイを消してくれる
「柿タンニン」や「茶カテキン」といった消臭成分が配合されていることが多いですが、

消臭成分とは別に、

足用石けんを選ぶ際は、
足のニオイと混ざって悪化しないような無香料か、抗菌/殺菌/消臭作用がある香りがつけられているものを選んだほうが無難です。
(例:ミント、ハッカ、ティーツリーなど)。

完全に乾かしてないと臭いやすい

湿った足は細菌の温床となります。

特に足裏の指の付け根、指の間は面倒臭くても十分に乾燥させましょう。

朝は時間がなくてシャワーの後パパッと着替えてストッキング/靴下を履きがちですが、
そこは急がず、5分〜10分は足を乾かしましょう。

制汗剤をスプレーした/塗った後もきちんと乾かしましょう。

ドライヤーを使うと早く乾きます。

角質ケアは「やりすぎない」

角層から剥がれ落ちた垢は細菌のエサになります。

足底の角層は他の部位よりも厚いため垢も多くでます。

しかし、

角質=ニオイの原因だ!

という思いからガッシガッシ削っているのであれば今すぐそのやり方はやめた方がいいです。

角質ケアはした方が良い、
でも正しい方法でやらないと逆効果。

角質のとり過ぎは、
肌がもつ防御反応によって余計に角層が厚くなったり乾燥がひどくなったりします

また、
角層を傷つけると細菌が侵入しやすくなり、
水虫やその他の炎症に繋がります

※「角層」または「角質層」=皮膚構造の一番外側に位置する部分。死んだ肌細胞の集合体。角層は最終的に垢となってはがれる。
「角層」も「角質」も同じものですが、本記事では、「角質」=スクラブなどで削ぎ落とす対象として使っています。

保湿ケアは毎日する

足は汗をかく=湿った環境=細菌が増える=だから乾燥させる

の図は間違ってはいません。

しかし、

保湿をすることも大事です。

におわせたくないからといって
洗いっぱなし削りっぱなしでいると
厚い/硬い/ガサガサ/ひび割れた角層に繋がります。

足底の厚い角層は細菌や水虫菌の住処になりやすいです。

そんな状況を未然に防ぐためにも保湿ケアは欠かせません。

特に、角質を除去したあとはたっぷり保湿をしてあげましょう。

保湿をすることは、
角層を柔らかく保ち、肌のターンオーバーの正常化をサポートするだけでなく、
肌の免疫作用を高めることにもつながります。

「肌表面に余分な水分がある」≠「肌がうるおっている」
単に湿っているだけ。

「保湿しない」≠「足の乾燥をキープ」
単に肌の乾燥を招くだけ。

「保湿して潤す」≠「細菌がふえる」
保湿は肌機能をサポートします。

✔︎保湿をするベストタイミングはバスタイムの後

✔︎肌をよく乾かしてから、保湿剤を肌のシワにそって塗りこむ

✔︎朝に保湿剤を塗ることで足のニオイが心配であれば、
足のニオイをケアしながら保湿もできるフットクリームを使うか、
夜だけでもフットクリームを塗って角層の乾燥を防ぐ

個人的には

朝のシャワー後、靴を履く前は
ヌメっとしないジェルタイプの保湿剤→足用デオドラントクリーム+フットスプレー。

夜のシャワー後はマッサージしながら保湿もしっかりできるオイル、
という組み合わせが好きです。

いろんな足湯でニオイケア

爪の際やシワなどに溜まった汚れをふやかして落としやすくするだけでなく、
血行促進、むくみ改善、心身ともにリラックスできる、
など足のニオイケアのためにもやったほうが良い足湯

そんな良いことたくさんの足湯に、
ニオイを軽減させることに定評があるアイテムをつかって足のニオイとおさらばです。

重曹

主な働き
足のニオイの軽減(中和)と角質を柔らかくして落としやすくしてくれる

弱アルカリ性の重曹は、
古い靴下のような蒸れ臭を放つ「イソ吉草酸(きっそうさん)」のニオイを中和するだけでなく、
細菌のエサとなる余分な角質も、柔らかくして落としやすくしてくれます。

重曹足湯

軽く足の汚れや汗を落としてから10分〜15分程、足を浸します。

頻度は週2回までを目安に。

エッセンシャルオイルを加えて足湯の時間をより良いものに

抗菌・消臭作用のあるエッセンシャルオイル

タイム
ティーツリー
ユーカリ
ペパーミント
ゼラニウム

リラックス作用のあるエッセンシャルオイル

ラベンダー
イランイラン
オレンジスイート
ネロリ

疲労臭には重曹よりミョウバン

疲れている時に体の中から出てくる疲労臭(アンモニア系のニオイ)はアルカリ性なので、
重曹ではなくミョウバンなどの酸性成分が働きます。

ミョウバン(酸性)と重曹(弱アルカリ性)は、混ぜると中和されて効果がなくなってしまうため、別々に使用しましょう。

重曹足湯(弱アルカリ性)の後にミョウバンスプレー(酸性)をすると、
アルカリ性に傾いた肌を素早く弱酸性に戻してくれるので、
ニオイ菌が増える隙をあたえません。
(ニオイの原因菌や水虫の原因菌はアルカリ性の肌が好き)

重曹湯は、
敏感肌や皮膚アレルギーの人にとっては肌刺激、乾燥、赤みなどに繋がる可能性があるため避けた方がいいと言われています。

肌に問題がないでも、
少ない量から始めるなどして自分の肌状態を確認しながらやることをおすすめします。

重曹の濃度が高すぎる、
お湯の温度が高すぎると
肌トラブルに繋がる可能性があるため気をつけましょう。

ミョウバン

主な働き
制菌・殺菌・収れん(制汗)・消臭作用

収れん作用は肌を引き締める働きで、
その作用により肌が引き締められ、
発汗を抑える制汗作用につながります。

ミョウバンに含まれている様々な金属が
ニオイ成分と反応して金属消臭が行われます。

ミョウバンは水に溶かすと酸性になるので、
疲れている時に体の中から出てくる疲労臭(アンモニア系のニオイ)にも効果的です。

ミョウバン水

ミョウバン水の使い方は、
ガーゼをミョウバン水に浸して皮膚を拭いたり、
スプレーボトルに入れ替えて足へ吹きかけたりする。

冷蔵庫で保管。

使い切り目安は一週間。

水道水を濃いめの緑茶に変えるとカテキンの力で
消臭力アップ!

ミョウバン足湯

軽く足の汚れや汗を落としてから10分〜15分程、足を浸します。

毎日でも可。(肌の様子をみながら)

エッセンシャルオイルを加えても◎

エッセンシャルオイルはお湯に溶けないので
無水エタノール 約5mlにエッセンシャルオイルを
1〜3滴垂らして混ぜたものを足湯に混ぜる

ミョウバンは、
金属アレルギーやその他の皮膚疾患をもつ人にとっては肌刺激、痒み、赤みなどを引き起こす可能性があるため避けた方がいいと言われています。

肌に問題がない人でも、
ミョウバン水を少ない量から始める、
10倍〜に希釈するなどして自分の肌状態を確認しながらやることをおすすめします。

ミョウバン(酸性)の濃度が高すぎると、
肌や浴槽に使われている金属を傷つける可能性があるため気をつけましょう。

竹酢液(ちくさくえき)
木酢液(もくさくえき)

主な働き
殺菌・抗炎症・収れん作用・角質を柔らかくして落としやすくしてくれる

その抗炎症・殺菌作用で
あせもやにきび、水虫などを含む皮膚疾患に民間療法として使われてきたのが竹(木)酢液。

酸性のためミョウバン同様、
疲労臭(アンモニア系のニオイ)にも効果的です。

原液は「酢」の強い匂いがしますが、
足湯や入浴用に希釈して使う分には肌に匂いが残ることはないそうです。

竹酢液/木酢液

軽く足の汚れや汗を落としてから10分〜15分程、足を浸します。

頻度は週2回までを目安に。

主な働き
殺菌・発汗作用・角質を柔らかくして落としやすくしてくれる

酢には殺菌効果があり、他の酸性湯と同様アンモニア臭にも働きます。

また、発汗作用は運動不足で衰えた汗腺機能の回復に効果的です。

酸にはタンパク質を分解する働きもあるので、余分な角質をオフしてくれます。

黒酢は他の酢より酢酸やクエン酸、乳酸などの有効成分が豊富です。

酢のニオイが気になる場合はクエン酸でも代用できます。

お酢足湯

軽く足の汚れや汗を落としてから10分〜15分程、足を浸します。

頻度は週2回までを目安に。

竹酢液/木酢液、酢、クエン酸ともに肌に傷があると滲みるためご注意ください。

肌に問題がないでも、
少ない量から始めるなどして自分の肌状態を確認しながらやることをおすすめします。

また、蒸気目にしみる可能性がありますのでご注意ください。

酢の濃度が高すぎる、
お湯の温度が高すぎると
肌トラブルに繋がる可能性があるため気をつけましょう。

茶(緑茶/紅茶)

主な働き
抗菌・殺菌・収れん(制汗)・消臭作用・抗炎症作用

茶の足湯はニオイに働くだけでなく、
日焼けした肌をしずめる抗炎症の働きもあるため、
うっかりサンダル焼けをした時にも良いかもしれません。

お茶足湯

軽く足の汚れや汗を落としてから20分〜30分程、足を浸します。

頻度は
最初の一週間は続けて、
その後ニオイ具合に応じて週2回程度を目安に。

ニオイケアに繋がるむくみケア

ツーンと鼻にくるアンモニア臭は疲労がたまっている証拠

いわゆる疲労臭ってやつです。

通常、肝臓で無毒化されて尿として排出されるアンモニア。

疲れて肝機能が弱まるとアンモニアが十分に分解されず、
血液にのっかって身体中を巡って最終的に汗と一緒にアンモニアが外に出てきます。

これがアンモニア臭がする背景です。

特に足からはアンモニア臭がしやすいです。

✔︎重力の関係で足はむくみやすい

→血液の流れが悪いので、アンモニアが溜まりやすい

✔︎足底には汗腺がたくさんある

→大量の汗と一緒にアンモニアも出てくる

通勤時間が長い、立ち仕事、
長時間のデスクワークなどしている(むくみやすい)人は、
足のアンモニア臭要チェックです。

簡単にできる足のむくみケア

✔︎ベッドの上でできる「寝ヨガ」

✔︎デスクワークの休憩時に「椅子ヨガ」

✔︎足裏の凝りをほぐして血行促進「テニスボールころころ」

✔︎足湯や湯船に浸かって血行をよくする

いろんな足湯でニオイケアを参考にしてください。

【番外編】外出時は消臭スプレーより拭き取りシート

消臭スプレーって便利ですよね。

シューッと吹きかければニオイを抑えてくれる。気がする。

私はやってました。
1回につき、スプレー缶半分がなくなる勢いでプシューーっと。
靴を脱いで靴下の上からプシューーっと。
消臭効果はあまり感じられませんでしたけど。

ご存知でしたか?

足のニオイが発生してからは
スプレーより拭き取った方が効果的だということを。

むやみとスプレーをかける人がいますが、それよりもふくほうが効果的です。

まず、スプレーの汗止め効果はあまり持続しません。
また、除菌効果のあるスプレーもありますが、汗と角質という「雑菌の巣」が残った上から除菌することは限界があるので、とにかくふきとって巣をなくすことが有効なのです。

『噂の女医がこっそり教える女の不調が消える本』(吉木 伸子・著)

足用デオドラントスプレーは、
汗をかく前、
もしくは
汗をかいてニオってきた時に、
まずは汗や菌を拭き取ってから吹きかけた方が
ちゃんと効果を発揮してくれそうです。

拭き取るとか、まずストッキング脱がなきゃいけないじゃないの!
超絶
面倒くさいわ!
とか思いますよね。私も思います

でも、ストッキングの上から使える足用シートもありますし、
ニオイが強いようならストッキングを履き替えた方が良いし、

履き替えるならついでに拭いた方がニオイは軽減しますよ。

足編ポイント

・足の指・指の間・足裏の指の付け根までよく洗う

・モコモコ泡で洗う

・殺菌、消臭、洗浄力が高い「医薬部外品(薬用)」の固形石けんを使うとより効果的

・足は完全に乾かす

・角質ケアはやりすぎず、保湿ケアは毎日したほうが良い

・対イソ吉草酸、対疲労臭、角質軟化作用、殺菌作用など足湯にもいろいろある

・むくみ対策=アンモニア臭対策=足のニオイ対策になる

・足がニオってきたら、まずは拭き取ることで汗と菌を一網打尽に一掃

足臭対策【ストッキング編】

「五本指」ものはマストハブ

五本指タイプのフットカバーは通気性がよく、指の間に汗が溜まりにくいです。

種類が豊富なうえに、五本指ストッキングもあります。

爪先だけを覆うタイプとか
→ペディキュアを見せたい
もしくは
→オープントゥのパンプスが好き

足裏全体を覆うタイプとか
→足用のクリームがパンプスにつくのが好きじゃない

✔︎素材は吸放湿性に優れたシルク(混合)やリネンがおすすめ

✔︎五本指のフットカバーを履いてからストッキングを履くと蒸れ対策に

高機能なサマーストッキング

デオドラント機能をはじめ、
UVカット、ひんやり素材、パンティ部分がメッシュ加工、

といった普通のストッキングより機能性が高いのがサマーストッキング 。

特に汗をかく夏場は、
五本指フットカバーと合わせて利用しない手はないですね。

足汗が気になるなら足底綿ストッキング

五本指はちょっと(見た目が)・・・

とにかく足裏の汗が!・・・

フットカバーがはみ出るのが嫌・・・

という人には

足底に通気性に優れた綿素材をあしらったストッキングはいかがでしょう。

人前で足裏を見せない限り、見た目は普通のストッキングと変わりません。

ストッキングに居座る菌を根こそぎ洗うには?

汗や皮脂汚れだけでなく、足から剥がれ落ちた角質もストッキング/靴下に絡んでます。

これらが不十分な洗濯によって落とし切れないと、次履いた時には細菌のエサが余計にある状況になります。

面倒臭いですが、履いたら毎回きちんと洗っていきましょう。

ストッキングの素材は化学繊維。
化学繊維には、
剥がれ落ちた角質(垢)、
いわゆるたんぱく質汚れが絡みつきやすいです。

肌と接する内側の生地には特に汚れがたまりやすいので、
裏返して洗うことでニオイにくいストッキングへ。

お湯(洗濯表示の温度)で酢を10倍〜20倍に希釈します。

ストッキングを1〜2時間程度つけ置き、
その後手洗いか洗濯機洗いをします。

酢の抗菌効果で、
菌が繁殖しにくく、ニオイにくいストッキングへ。

洗面器にぬるま湯+大さじ1杯の重曹を加えます。

数回押し洗いしてから20〜30分つけ置き、
その後手洗いか洗濯機洗いをします。

または、
洗濯機に規定量の洗濯用石けんと、
その10倍量の重曹をいれて洗います。

重曹がもつ消臭作用で、ニオイにくいストッキングへ。
ついでに洗濯槽もきれいになります。

ストッキングの基本の洗い方

ストッキング編ポイント

・通気性重視と汗溜まりを防ぐなら5本指系

・UVカットやひんやり素材など多機能を求めるならサマーストッキング 

・足底の汗が気になるなら足底綿ストキング

・ストッキングの洗い方次第でニオイは軽減できる

足臭対策【パンプス編】

毎日洗って乾かせる足と違って靴はなかなか洗えませんので、
後回しにせず毎回履く度にケアしていきましょう。

靴の中の湿度は、
靴を履いて歩き出してから10分以内に靴の中の湿度は80%に達し、
40分後には99%にもなるんだとか。

パンプス基本のお手入れ

1日履いたパンプスには汗も染み込んでいれば雑菌もいます。

パンプスは最低でも3足程度を履き回し、
1日履いたら中2日は休ませます。

そんなに靴もってないし・・・

という場合は、インソールだけでも毎日変えましょう。

新聞紙

乾いたパンプス
または靴箱に敷く

→新聞紙に使われているインクは水に溶けやすく、例えば雨で濡れたパンプスに入れるとインク写りの予感が・・・

中敷を活用

中敷に期待することとしては、
通気性や抗菌・消臭機能は言わずもがな、
靴にニオイがつきにくくなります。

また、
サイズ調整やクッションとしての役目もある中敷は、
足への衝撃を柔らげたり疲れを軽減してくれたりするので、

足の不安定さ/緊張からくる汗や、
角質が固くなってできるタコや魚の目対策にも◎。

洗えるタイプのものならなお良しです。

使用後の中敷は、靴から取り出して乾燥させる、洗えるものは洗いましょう。

パンプスのサイズを確認

サイズの合わないパンプスを履くことは、
足に余計な負担をかけてしまい、
汗もかくうえに足が疲れやすくなります。

先が尖ったデザインのパンプスは、
指同士が特に密着するし、
爪先部分の通気性も悪いです。

カパカパしてしまう程のサイズだと、
パンプスと足が擦れることによって足の角質が剥がれやすくなるだけでなく、
パンプスが脱げないように足が変に緊張してしまい足汗をかきやすくなってしまいます。

パンプスのサイズ、足にあってますか?

中敷や五本指靴下、外反母趾対策用の指サポーターなど、
常にパンプスを履く時に使うものがあれば、
それらを考慮した上でパンプスのサイズを選んだ方が◎。

パンプスの素材に気をつかう

パンプスは革靴の一種。

ですが本革素材の他に、
よりお値段が安価な合皮(人工皮革/合成皮革)などもあります。

▼人工皮革▼
より本革に近い構造と見た目。合皮よりお値段高め。
合成皮革▼
人工皮革と比べて値段が安く、通気性や感触で劣る。

エナメルやスエードでも本革、合皮があります。

本革合皮(人工/合成)
値段お高めお手頃
通気性良い人工のほうがマシ>合成が一番通気性よくない
合皮のエナメルが一番くさそう

そうはいっても、
本革パンプスはお値段もするので
余裕があればパンプスの素材にも気をつけてみたら良いのではないでしょうか。

本革と人工/合成皮革を見分けるには?

品質表示タグをみたら良いんですが、
職人さんが答えてくれているサイトがありますのでご参考に。

靴箱にもひと工夫を

・除湿消臭シートや新聞紙を敷く

・パンプスを靴箱へしまうときは、掃除・乾燥させたものを入れる

・ギュウギュウに詰まった下駄箱は通気性が悪いため、靴を入れすぎない

・定期的に換気する

・消臭/除湿剤を放置しすぎると逆にカビやニオイが発生する可能性があるため、定期的に交換する

パンプス編ポイント

・パンプスは1日履いたら中2日は休ませる

・パンプスの履き回しが難しい場合は、中敷だけでも毎日替える

・履いた後のパンプスは汗や菌を拭き取り乾燥させ、休ませている間は乾燥剤や消臭剤を入れておく

・消臭目的だけでなく、角層を厚く/硬くさせないためにも中敷を活用

・圧力や摩擦刺激を感じるようならパンプスのサイズを見直す

・パンプスは本革が一番通気性が良い

・靴箱の除湿・消臭・通気性にも気を配る

一見涼しそうに見えるパンプス×ストッキングがにおうわけ

ストッキングは足のニオイを助長する?

答えはYES.

大体のストッキングはナイロン/ポリウレタン(化繊)です。

伸縮性や丈夫さをもたせるためなのですが、

いかんせん吸湿・吸水性がなく、汗を吸ってくれないので蒸れちゃうんですよね。

しかし、化繊以外のストッキングは・・・

(あることにはあります。綿ストッキング。でも厚手で見た目が可愛くないので)

なので、

ストッキング編で紹介した
「サマーストッキング 」や
「足底綿ストッキング」を活用して、
蒸れ・ニオイ対策をしていきましょう。

足のニオイ発生メカニズム

✔︎温かい ✔︎湿気がある ✔︎栄養が豊富 ✔︎アルカリ性の肌の環境

が整うと、細菌はせっせと繁殖してニオイガスを発生させます。

足のニオイ発生メカニズム
  • 1
    足に汗をかく
  • 2
    パンプス×ストッキングの環境で
    逃げ場のない汗がパンプスの中に溜まる
  • 3
    角層がふやける
    汗をかきっぱなしで肌がアルカリ性にかたむく
  • 4
    細菌が汗・皮脂・角質などを餌に増殖
    ニオイガスの発生
  • 5
    悪臭が足から漂う

今まで紹介してきた対策は、足のニオイを生み出している

✔︎温かい ✔︎湿気がある ✔︎栄養が豊富 ✔︎アルカリ性の肌の環境
に対して効果的なので、
是非、お試しください。

まとめ

本記事では

パンプス×ストッキング女子のための、足のニオイを抑える方法

ニオイ発生原因である
「高温多湿・栄養が豊富・アルカリ性の肌環境」に対して
足・ストッキング・パンプスの各方面から対策をとる

パンプス×ストッキングがにおう原因

汗を吸わないストッキングと通気性の悪いパンプスが汗を溜め、
角質をふやかし、
ふやけて剥がれた角質を細菌が食べて
繁殖する時に出すガスが足のニオイとなる

角層が厚くなっていて剥がれる角質(垢)が多いほどにおう

を紹介しました。

参考になりましたでしょうか?

パンプス×ストッキングは仕事上、避けられない人もいると思います。

常にファッションとして取り入れたい人もいると思います。

しかし、
どうしてもニオイが助長されてしまう組み合わせなので、
ニオイ対策はしっかりしていきたいところですね。

参考文献・webサイト

『デオドラント革命 新版・体臭多汗の正しい治し方 』(五味 常明・著/株式会社ハート出版・刊)
『臭気判定士・におい刑事(デカ)が教える!ニオイで女性に嫌われない方法』(松林宏治、五味常明・著/インプレス・刊)
『オトナ女子のためのスメらない手帖』(上田 弥生・著/主婦の友社・刊)
『ニールズヤード式アロマセラピー・セルフマッサージ: プロのテクニックがおうちで実践できる!』(栗山貴美子・著/河出書房新社・刊)
『アロマテラピーのための84の精油』(ワンダ・セラー・著/フレグランスジャーナル社・刊)
Editors of Prevention, The Doctors Book of Home Remedies: Quick Fixes, Clever Techniques, and Uncommon Cures to Get You Feeling Better Fast
FPU Journal of Nursing Research, 2010, 7(2), 34-39, 2
Fuquan Deng “Research on Factors Influencing Temperature and Relative Humidity Inside of Shoes”

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