本記事はそんなお悩みを解決します。
- 角質除去が必要な足裏と必要無い足裏
- 足の角質を取る際の程度と頻度
- 角質を取る時に注意すべきこと4つ
- セルフケアだけでもツルスベの足裏を保つ3つの方法
- ツルスベ足裏になるためのTodoリスト
読み終えていただければ、
◎角質ケアに無頓着な人でも、失敗しない、正しい角質除去のやり方が分かります。
◎あなたの足の裏の状態に合った角質除去(角質ケア)が出来るようになります。
◎角質除去をする際に「やっていいこと」「ダメなこと」がわかるので、自宅セルフでもキレイな足裏がつくれるようになります。
- 美容業界歴10年以上
- 元・外資系化粧品会社の美容部員&プロダクトマネージャー
- 美容マニア

本記事で紹介している内容は、化粧品や医薬部外品をつかうことで期待される「予防」や「穏やかな効果」の範囲を超えるものではありません。
アトピー性皮膚炎や水虫をはじめ、タコ、魚の目、深いひび割れや出血、歩いて足底に痛みを感じるような場合は皮膚科で専門医による治療をしてもらいましょう。
足裏の角質の正しい取り方

本記事の要点のまとめはこちら↓
足裏のセルフ角質除去をする時に使えるツールと流れ
自宅セルフで足裏の角質を除去する場合、主に【剥がす(溶かす)】【磨く(こする)】【削る】の3つのやり方があって、角質除去の流れを図にすると以下のようになります。

そして下図が角質除去ツールをパワー別(肌への刺激別)に分けた図です。

ちょっとお待ちを!
まずは先に足裏チェックをしましょう。
あなたの足裏が角質を削る必要があるのか無いのかを確認することは、ツルスベ足裏を手に入れるためにはとても大事なことだからです。
上図にある「足裏のガサガサ度・厚さ・硬さ度」が示す「低⇆高」は、角質を削る必要がある足裏の肌荒れレベルを指しています。
逆を言うと、足裏の角質を削る必要がなさそうな肌状態なら無視して良いのです。
なので、やたらめったら角質は取るものではないのです。
角質をとる必要がないのに角質除去をしちゃうと、逆に足裏がガサガサになっちゃう可能性が出てきます。
足裏の角質を削る必要がなさそうならば、角質除去以外の角質ケアや保湿ケアでツルスベやわ肌な足裏づくりをしてみませんか?詳しくはこちら↓
»[足の裏の「角質ケアの基本」]
»[こだわりの足裏の保湿ケアガイド]
各ツールの使い方や使用頻度などはこちら[足裏のセルフ角質取り【12のツールと使い方】]
Check!あなたの足裏に角質除去は本当に必要?

アトピー性皮膚炎や、タコ、魚の目、深いひび割れや出血、歩いて足底に痛みを感じるような場合は、セルフケアではなく皮膚科で治療をしてもらいましょう。
では足裏チェックの結果、角質除去のお手入れが必要そうな肌状態であった場合、
・何に注意して
・どのくらいの頻度で
角質除去をしたらいいのか、を紹介していきます。
足裏の角質除去、セルフケアで注意すべき4点

①角質除去のパワーが控えめなものから試す
「角質除去ツール」といってもいろいろ種類がありますが、ここでのポイントは今の足裏の肌荒れ具合より、ワンランク下の角質除去の方法を選ぶのがベター◎ということです。
その理由は2つあります。
① 肌への刺激を最小限に抑えたいから
②角質の取りすぎを防ぎたいから

元BAの私がおすすめする(私だったらこうする)、肌質とツールの使い分けはこんな感じです↓

肌状態の基準(例)はこんな感じです。
参考程度に見ていただければと思います。
例えば上記のように悩まれる方は、
自分の肌状態が観察できないことに加えてツールに慣れていない、つまり力加減の調整も上手にできない場合も多いです。
そんな人がいきなり、やすりや軽石などのガッツリ角質が取れるツールを使っても、逆に肌を痛めてしまって肌荒れが進んでしまう可能性は否定できません。
ですから、
・肌へのダメージを出来るだけ抑えること
・角質を取りすぎて今より肌状態を悪化させないこと
を考えると、威力が控えめなツールから使って様子を見ながら角質除去をしていく方がリスクが少ないのです。
合わせて読みたい[足裏のセルフ角質取り【12のツールと使い方】]:各アイテムの使い方や使用頻度をどこよりも詳しく書いています。
ピーリング成分入りのリーブオンアイテムはなかなか優秀
基本的に角質を取ることはしない私ですが、保湿剤の浸透を助けるため稀れにすることもあります。
そんな時に使う、個人的に好きなツールは「角質どうしの繋がりを緩めて剥がれやすくしてくれるピーリング成分」+「保湿成分」が組み合わさった、セラムやクリームなどのリーブオンタイプのものです。
例えば【[ポーラチョイス ボディローション 10% AHA】のようなやつです。
皮が剥けることもなければ物理的な刺激もない、プラス、お風呂上がりに塗るだけ。
「保湿剤の入りが悪いかも・・・」と感じたら、削るケアよりもこっちでケアして様子を見るのがダメージレスで良いです。
尿素クリームもしかり。
あとは、スクラブも好きですね。
「微粒子」のスクラブ剤を選ぶと失敗しないです。
②削りすぎはNG
角質を削りすぎる・頻繁に削ると・・・
●肌のターンオーバー時間の乱れにつながります。
肌へ十分に成長する時間を与えないことになり、未熟な細胞ばかりが生成されるようになります。
結果「刺激を受けやすい→乾燥しやすい→ゴワつきやすく剥がれやすい」この3拍子揃った肌環境しか生み出さないようになります。
●より厚く、硬い角層の形成につながります。
肌に繰り返しの「刺激」を与えると、肌は刺激に耐えられるよう、より防御力の高い角層をつくろうとします。
角層が厚くなればその分、乾燥し荒れやすくなります。

角質除去には、削るメリットもあればデメリットもあることをお忘れなきよう。
自宅セルフで角質を取る時には「削りすぎ」に要注意です。
合わせて読みたい[【足の裏の角質ケア】正しいやり方を元BAが解説【臭いも見た目も改善】]
③タコ・魚の目・深いひび割れはセルフケアより専門家
タコや魚の目ができる原因は「特定の箇所に繰り返し加わる圧迫/摩擦などの刺激」です。
角質除去と保湿に加え、歩き方や靴のサイズの見直しによって、少なからず改善できる可能性もありますが、刺激が原因で角層が厚く・硬くなっているので
セルフでの角質除去によって余計な刺激を与えて悪化させるより、さっさと皮膚科を受診しましょう。
ガッツリ深くひび割れた足裏の場合も同様です。
市販の保湿剤より皮膚科で処方される保湿剤の方が断然効きます。
自宅セルフの角質ケアには限界があるのです。

私の経験談ですが、
タコ(軽症)はスクラブと保湿、靴に緩衝材を入れることで小さく?することはできましたが、魚の目は放っておいたら、歩く時に痛みが無視できないほどになったことがあります。
で、結局皮膚科に行って液体窒素でジューっと処理してもらいましたが、悶絶する勢いで痛かったです。
ピンセットで魚の目をつまみ出していた時期もありましたが、痛みは変わらなかったので、早く皮膚科に行けばよかったです(苦笑)。
④角質を削った後は保湿!超★大事
角質を取った後に表面に出てくる新しい角層は柔らかくてプニプニしていますが、外界慣れしていないので刺激に弱く、水分も失いやすい状態です。
なので、保湿剤のベールで優しく包んで守ってあげることが必須です。
逆に、保湿剤のサポートがないとすぐ水分不足になって硬くなり、肌荒れの負のスパイラル(=肌のターンオーバー時間の乱れ)に陥ってしまいます。

角質を削る場合、保湿の重要性はより高まります。
保湿についてのイロハは[【保存版】足の裏の保湿ケアガイド【保湿にこだわって一年中ツルスベ】]で解説しているので、是非お目通しください。
足裏のセルフ角質除去、頻度と程度はどのくらい?


「物足りない」と思う程度が実はちょうど良いです。
やすりや軽石など刺激が強く、1回で角質も多く削れるタイプのものは特に「気持ち削る」程度で十分です。

角質を取る頻度は、足裏の角層の状態によって変えましょう。
- STEP 11回削ったら一定期間休む
1回角質を取ったら、その後は保湿しながら1週間〜2週間、様子見のための期間を設ける。
- STEP 2角質除去のインターバルを長めにとる
足裏の肌が、前回より柔らかくなるにつれて、2週間に1回、1ヶ月に1回・・・と、だんだん角質を取る期間を長くする。
- STEP 3保湿メインのケアに切り替える
硬さや厚み、またはそれによる痛みや違和感、ひび割れの心配がなくなったら保湿メインに切り替える。
耳タコだと思いますが「角質を取る」行為は最終手段であって、常用すべきことではありませんので、角質を取る頻度や程度には気をつけましょう。
セルフケアだけでもツルスベの足裏を保つ3つの方法

そんなお気持ちに役立てて頂けるよう、今まで「正しい角質の取り方」について解説してきました。
でも、本当は角質をとっておわりではなく
角質をとった後に手に入るツルスベやわ肌をずっとキープしたいですよね。
なので最後に、
フットサロンに行かずして、自宅セルフケアでツルスベ足裏をキープするための3つの方法を、それぞれ取り組みやすい順に紹介します。
足裏のガサ肌はいろんな原因が重なって、かつ、時間をかけて出来上がります。
よって、
いろんな原因に対処して、根気強く時間をかけてケアし続けて、足裏のガサ肌を改善していきましょう。

角質除去のお手入れってぶっちゃけ手間ですよね。
不要な角質がたまらないようにケアするだけでも、フットケアに使う時間もお金も違ってきますよ。
「角質ケアの基本」に取り組む(難易度:簡単)
取り組みやすい第一段階は「角質ケアの基本」です。
足裏の角質ケアにおいて、最も基本的かつ重要な4 stepsです。
角質を取ればツルスベ、やわ肌は手に入ります。
ただ、それはあくまでも一時的なもの。偽物のツルスベ肌です。
本物のツルスベ足裏をつくるのは日々の積み重ねです。

保湿や足裏をほぐすための5分、10分、時間つくれますよね?
その時間を作るのがめんどくさいって思うなら、角質除去すら丁寧に続けられないし、ツルスベ足裏をキープするのは無理ゲーです。
関連記事[【足の裏の角質ケア】正しいやり方を元BAが解説【臭いも見た目も改善】]
肌のターンオーバー時間を乱す【外的】要因を意識(難易度:ちょっと意識することが必要)
「角質ケアの基本」の内容が、まるで歯を磨くかのように生活の一部になったら第二段階に進みます。
足裏のガサガサ硬い肌をつくる原因は=(イコール)肌のターンオーバー時間を乱す原因です。
代表的なものを10個挙げます。
(一部「角質ケアの基本」と被っている項目もあります)
10個の中でも、まずは改善しやすい項目、
日常生活において、ちょっとした気遣いで改善できるものに取り組んでいきましょう。
私の経験上、これらはほとんど「ついで」にできることです。
- お風呂上がりのスキンケアの延長で足も保湿
- 保湿する際に足を軽く揉みほぐす←リンパの流れ改善
- スキンケアをしている間に足指矯正シリコンパッド(トゥセパレーター)を使って足指を広げる←リンパの流れ改善
- 朝のスキンケアのついでに足にもUVケア←紫外線対策

習慣化するためには上記のように、「いつもの行動+新しい習慣を付け加える」と忘れにくいですよ。
肌のターンオーバー時間を乱す【内的】要因を意識(難易度:かなり意識することが必要)
第三段階は、「肌のターンオーバー時間を乱す原因」において、難しいけど頑張って取り組んでいきたい「内的要因」への対策です。
- ストレス
- ホルモンの乱れ
- 加齢
自分ではどうしようも出来ないことばかりに思えますが、長期的に少しずつ取り組んでいくと、足裏の角層だけでなく全体的にメリットがあります。

「加齢」を止めることはできませんが、エイジングケアに取り組むことは将来的に良いと思いませんか?
まとめ
To You – To Doリスト

本記事を読んでくださったあなたに。今日から始められることをまとめました。
本記事は参考になりましたでしょうか。
- 肌質に合ったツールを使って
- 削りすぎず
- 保湿をしっかりしながら
関連記事[【足の裏の角質ケア】正しいやり方を元BAが解説]
関連記事[足裏のセルフ角質取り【12のツールと使い方】]
合わせて読みたい[【保存版】足の裏の保湿ケアガイド]
なども是非ご参考になさってください。
※本サイト内で紹介している商品のご購入・使用効果・使用後のトラブル、及びケア方法に関して、個人の体質、または誤った方法での実践に起因して肌荒れや不調を引き起こされた場合でも、当サイトは一切の責任を負わないものといたします。
実践の際には、必ずご自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。
また、紹介内容は全ての方への有効性を保証するものではありません。
じゃあ、この図を参考にして、
早速角質をとってみよう〜